中間あとがき

お疲れ様です。ぽちです。
2004年11月から始めたエメラルド紀行(以下紀行)もようやく折り返し地点まで
くることができました。

プレイヤーキャラが主役のフランシス伝と違って、
紀行に関してはゲーム中で使えないキャラ(と老年)が主役ということもあり
まったく需要はなかろうと思っていたので
読んでいただけてものすごく感謝しております。
紀行を始めてから、実は自分もエメラルド時代の妄想がある!
というカミングアウトをしていただいたり、
意外にジジイ萌えの方がいらっしゃるのを知って嬉しかったです。
アンサガを知っててこの妄想話を寛容な心でお許しくださってる方も、
未プレイなのに読んでくださってる方も本当にありがとうございます!

エメラルド紀行と銘打ってはいますが、
1、2章の主役はイスカンダールです。
描いていてなんとなく「あー。これイスカンが主役みたいだなあ」と思ったので
最初はイスカンダール視点で話を進めることにしました。
イスカンダールといえば
切り離せないのがアンリミテッドの設定なのですが、
ぶっちゃけアンリミテッドって訳わからなくないですか。
私は未だにうまく噛み砕けていません。orz
最初がギャグでそのあたりの設定を煮詰めないで始めたため
ネーム時に何度も思考停止しかけました。
そもそも何のためにアンリミテッドになったのか――。
公式ではリヴェルヴァーラの意志に感銘を受けたので、
故郷世界の混沌復活を阻止するため、という理由付けがされていますが
自分はなんとなくそれだけではないような気がします。
混沌復活の阻止が一番の目的だったなら、
ゲーム中の時代でもう放浪辞めてもいいんじゃないかと思うのですが…。
公式という位置づけの解体真書の小説では
故郷世界と関わりあっていつかは老いて死ぬ覚悟をしたけれども、
混沌阻止後(ゲームでのED後)も
まだかなりの時間はアンリミテッドとして放浪するようですし。
ああ、なんなんでしょうね、この人。

そして漫画内で説明し切れなったことを漫画外で説明するのは恥と承知の上で。
つっこみは特になかったのですけれど、
腑に落ちない方もいらしたのではないかと思う点をフォローさせてください。
同じく前述のベニ松さんの解体真書小説内でイスカンダールには
「多層に重なって存在する無数の次元世界を自由にシフトする能力」
があるとなっていますが、紀行のイスカンはその能力がかなり制限されています。
そうでないと2章の話が成り立たちませんし…。
この世界では無敵でないといいつつ、上記の能力があるならば
実際戦闘中にピンチに陥っても他次元に逃げてしまえば
無敵と変わらないんじゃないかとも思いますし、
イスカンがチャパで生き倒れになった云々も
アンリミテッド化したあとの話ならば矛盾があるなあと…。
何かしらの理由で故郷世界だけは完全に自由に次元移動できない、
という設定を有効にしていただけると助かります。
自分でもいろいろ後付け設定を考えていたのですが
(月の満ち欠けやらなにかに左右されているとか。)いまいち冴えないので
なにかいい案があったらこそっと耳打ちしていただけると嬉しいです…。
あといろいろフォローしないといけない箇所があったのですが、
一番フォローしたかったのはこれなので↑、長くなるからあとはいいかなあ…。


少し作画面でのお話を。始めた時はB5の原稿用紙を使っていたのですが
途中(112)から投稿用の原稿用紙に切り替えています。
微妙に書き込みが増えてるはず…です。
最初はB5のほうが楽かと思っていましたが、
実際投稿用にしたらこちらのほうが遥かに楽なことが判明しました。
手書き斜線で描いていたエメラルドの髪も途中からグレースケールで塗っています。
そして初期の手書き文字は時間がなくて、気になってはいるのですが
今のところ直す予定ないです…読みづらくてごめんなさい。


もうアンサガ発売からだいぶ経ち、時流は気になります。
○年前のゲームで何エキサイティングしてるんだろうな、とか
ジャンル鬱に陥いることもなくもないです。
それなりに他に描きたいものもありますが、
今後他のゲームやカプを好きになって2次を創作を続けていったとしても、
エメイスが持っている人間関係設定というのはエメイスにしかなくて。
それを思うと紀行は辞められないなあと.…。
サイトの優先順位はすごく高いのですが、
私も人並みにいろいろやることもありますのでペースはどこまで
あげれるか分かりませんが続けたいです。
自分の頭の中では6+α章構成で、
あと1〜2年で真ラストまでいけるんじゃないかと思ってます。
(2章が最長章だったので、後半の1章ごとは短いです)
週刊から始まって途中で隔週になり、現在は不定期更新に陥ってますので、
気が向かれましたらお付き合いいただければ…。


私信になりますが奮い立つようなツッコミをくれる友人様方へ感謝をこめて。
某様、老年イスカンを好きだと言ってもらえて嬉しかったです。
2章が再開できたのは、のんびりでもいい完成を。との言葉のおかげです。
82話のブリズが悪人顔と突っ込んでくださった某様。
151、152の悪人顔ブリズを捧ぎたいです。(笑)
いつか機会がありましたらば是非ルビィ編プレイなさってくださいね…!!

何年後になるか分かりませんがまた
エメラルドの章のあとがきでお会いしましょう。
ではでは。